NAND型フラッシュメモリー市場回復、果実は米日が独占か 2019/12/12

半導体
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 最近半導体の専門家は来年の半導体市場が今年よりは改善すると見込んでいる。需要が増え、在庫が減少するからだ。製品別ではNAND型フラッシュメモリーが注目される。スマートフォンやパソコンでデータを保存するために使われる半導体だ。米半導体市場調査会社のICインサイツは10日、来年のNAND型フラッシュメモリー市場が今年よりも19%拡大すると予想した。半導体の品目別で最も高い成長率だ。来年の第5世代(5G)移動通信の実用化に伴うスマートフォンの大容量化、パソコン・サーバー用の保存装置のソリッドステートドライブ(SSD)への転換が重なり、需要拡大が見込まれるからだ。

 しかし、韓国の半導体メーカーは市場回復の流れに乗れずにいる。サムスン電子とSKハイニックスはいずれも7-9月のNAND型フラッシュメモリー市場でいずれもシェアが低下。ライバルのキオクシア(旧東芝メモリ)、米インテルなどが急速にシェアを伸ばし、韓国企業を脅かしている。

■サムスン・ハイニックスのシェア低下

 台湾の半導体市場調査会社、DRAMエクスチェンジは最近のリポートの中で、7-9月期のNAND型フラッシュメモリー市場は4-6月期に比べ10%拡大したと指摘した。昨年10-12月期以降は3四半期連続で市場が縮小していたが、iPhone11シリーズなどスマートフォン新機種が相次いで投入された7-9月期から市場が回復している格好だ。

 しかし、市場成長の果実は米日企業が独占している。世界2位のNAND型フラッシュメモリー業者、キオクシアの7-9月期のNAND型フラッシュメモリーの売上高は22億2700万ドルで、前の四半期を14.3%増えた。シェアも18.1%から18.7%に上昇した。6月に四日市工場で停電事故があり、3カ月以上にわたって生産に支障が生じた中での好業績だ。半導体業界はアップルのiPhone新製品にキオクシアのNAND型フラッシュメモリーが大量に搭載され、売り上げが増えたと分析した。世界最大の半導体企業であるインテルはサーバーに搭載されるNAND型フラッシュメモリーを中心に市場を攻略した。インテルの7-9月期のNAND型フラッシュメモリー売り上げは12億9000万ドルで、全四半期を37.2%も上回った。シェアも8.7%から10.9%に上昇し、SKハイニックスを抜き、5位に入った。

 一方、韓国の半導体メーカーはそろってシェアが低下した。世界首位のサムスン電子は7-9月期のシェアが4-6月期を1.4ポイント下回る33.5%だった。SKハイニックスも同じ期間にシェアが0.7ポイント低下した。半導体業界は今年のメモリー半導体不況でサムスン電子とSKハイニックスの半導体新規投資が縮小し、販売量が減少したためと分析した。

■進入ハードルの低さ

 半導体業界は今後NAND型フラッシュメモリー市場がさらに成長するとみている。スマートフォンは5G実用化で大きなデータ容量が必要になり、需要が急増する。パソコン、ノートパソコン、データセンサー用サーバー(大容量コンピューター)にも最近NAND型フラッシュメモリーが使われるSSDの搭載が進んでいる。さらに自動車、モノのインターネット(IoT)家電製品などに使われるケースも増える見通しだ。

 NAND型フラッシュメモリーは技術水準がDRAMよりも低いため、競争が激しい。データを保存するセルを垂直に重ねる3D NAND型フラッシュメモリー技術は市場に登場してから5-6年しかたっておらず、技術が初期水準にあるからだ。理論的には1000段以上重ねることができるが、主なメーカーが量産しているのは128段の製品だ。中国の長江存儲科技(YMTC)が今年、64段のNAND型フラッシュメモリーを量産後、直ちに128段製品に移行すると表明するほど技術格差は小さい。半導体業界幹部は「DRAMで先手の微細プロセス投資で市場を掌握したように、NAND型フラッシュメモリーでも技術力を積み上げるしかない。現在の不況で技術投資がないがしろにすれば、米日企業だけなく、中国企業にも追いつかれる心配がある」と指摘した。

カン・ドンチョル記者

 

管理人コメント

一点集中の半導体事業がこけたら韓国どうすんの?

日本としては新たに「ベンチマーク」されないように

しっかり非韓国三原則を守らないとな

 

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