現代自動車工場内でスマホを見ながら作業、Wi-Fi提供中止されるや労組反発 2019/12/11

現代自動車
広告

 現代自動車労組は10日、会社側を非難する声明を出し、土曜日の14日の特別勤務を拒否した上で、18日に会議を開き、今後の闘争計画を立てると表明した。闘争の理由は「Wi-Fi」だ。

 現代自では今月2日、監査チームが「安全上の問題」を理由に作業時間内のWi-Fi遮断を通告し、9日から実施した。安全上の問題とは、多くの従業員が作業中にスマートフォンで動画を見るのに没頭し、生産性が低下し、事故リスクまで生じかねないとの判断によるものだ。現代自労組は「2011年の労使合意によって設置されたWi-Fiは終日使用を前提としている」とし、原状復旧を要求している。現代自の生産現場ではこれまで何が起きていたのか。

■急いで作業しては休憩

 「スマホでサッカーを見ていて、車体がやってくると素早く作業し、またサッカーを見始めていた

 最近現代自蔚山工場を訪問した政界関係者は本紙の取材に対し、「10人いれば10人までが遊びながら働いていた。コンベヤーベルトの動きは本当に遅かった」と話した。同関係者は「作業台にスマホやタブレット端末を置いて、映画やユーチューブなどさまざまな動画を見ていた。外部の人の前でもお構いなしの様子に驚いた」とも語った。

 今回の「Wi-Fi問題」には現代自国内工場の競争力の実態がまざまざと投影されている。工場ではコンベヤーベルトが稼働し、作業員に車体が回ってくると、5-6台を素早く一度に組み立てる習慣がある。そうすれば、後はしばらく休憩できるからだ。さらに、目の前を5-6台が通過している場合には、後方にある車から前方に向かって急いで組立作業を行う。こうしたたるんだ作業が可能なのは、コンベヤーベルトの速度が遅く、作業員が余っているからだ。現代自蔚山工場は自動車1台の生産に投入される労働時間が28時間であり、インド工場(17時間)に比べ11時間長い。

 また、蔚山工場の編成効率は55%で、100人分の作業を200人でやっている計算だ。現代自の米国、インド、チェコ、トルコなど海外工場での編成効率は90%を超える。100人分の仕事を110人前後がやっていることを示している。西江大のキム・ヨンジン教授は「動画を見ながら作業する工場がこの世のどこにあるのか。現代自の国内工場は世界のどこにもない『おかしな工場』だ」と指摘した。

■競合社は「スマート工場」目的でWi-Fi整備

 現代自が2011年に共用のWi-Fiを設置したのは、従業員の要求を受けた措置だった。Wi-Fiがなくても、個人がデータ通信料金を払えば動画は見られる。しかし、大容量のダウンロードを繰り返せば費用がかかるので、労組は「福利厚生」の一環でWi-Fiを要求したのだ。

 現在韓国の自動車メーカー他社に工場に共用Wi-Fiを設置しているところはない。現代自海外工場でも見当たらない。むしろ作業中のスマートフォン使用を禁止する工場が大半だ。現代自米国工場の従業員はスマートフォンを個人のロッカーに入れて作業に臨む。インド工場ではスマートフォンの所持は可能だが、ゲームや動画鑑賞は禁止だ。

 他社の完成車メーカーでも動画を見ながら作業する姿は見当たらない。韓国GMではスマートフォンの使用が禁止されており、ルノーサムスン、双竜自動車ではスマートフォンの使用を自粛する文化が定着している。

 最近世界的な競合自動車メーカーは「スマート工場」のために工場にWi-Fiネットワークを構築する。しかし、現代自のような共用Wi-Fiではなく、制限された区域で制限された担当者しか接続できないようになっている閉鎖的なネットワークだ。工場の機械を効率的に管理するとともに、従業員とリアルタイムに意思疎通を行い、生産性を高める狙いだ。本紙は昨年、生産性世界1位(2016年ハーバーリポート)のルノー・バリャドリード工場(スペイン)を取材した。工場には管理職がタブレット端末で工場の運営や関連情報をリアルタイムで共有できるようにWi-Fiが設置されていた。しかし、作業中にスマートフォンをのぞく従業員は誰もいなかった。

 今回のWi-Fi問題について、現代自労組のイ・サンス次期委員長(1月就任予定)は「必要ならば労使が合意すればよいのに、会社が一方的に通告したことで全国的な問題になり恥ずかしい」とした上で、「品質は現代自を愛する人間の感情から生まれるものであって、Wi-Fiの接続を遮断したからといって、費用削減や品質向上にはつながらない」と主張した。

柳井(リュ・ジョン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/11/2019121180082.html


 

管理コメント

仕事舐めてんだろ

韓国労組の異常性がよくわかるニュースですね

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA