ムン大統領、朝鮮戦争の英霊の前で金元鳳を称賛する 2019/6/7

南北朝鮮

 国を守るため犠牲になった人々を追悼する「顕忠日」の6日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は追悼演説で「愛国の前に保守、進歩はない」と述べ、その代表例として独立運動家だが北朝鮮の政権で閣僚を務め、6・25(朝鮮戦争)では勲章までもらった金元鳳(キム・ウォンボン)に言及した。 

 文大統領は、金元鳳が光復軍に参加したことを強調し「統合された光復軍は大韓民国の国軍創設のルーツとなり、ひいては韓米同盟の土台となった」と語った。 
 6・25戦没者をたたえる顕忠日の追悼の辞で、6・25南侵に関与した人物を「左右統合の象徴にして韓国軍のルーツ」と解釈したのだ。 

 野党側や専門家らは「多くの国軍兵士や国民の生命を奪っていった人物を、どうして『国軍のルーツ』であるかのように語ることができるのか」「社会主義左派に対する無理な復権の試み」と批判した。 
 文大統領は、追悼の辞で「臨時政府は中国の重慶で左派合作を成し遂げ、光復軍を創設した。若山・金元鳳が率いた朝鮮義勇隊が光復軍に編入され、ついに独立運動の力量を結集した」と語った。 

 金元鳳は、植民地時代に義烈団、朝鮮義勇隊を組織し、武装闘争中心の独立運動を行った。 
 しかし解放後は北に渡り、金日成(キム・イルソン)政権で国家検閲相、労働相など要職を務め、「祖国解放戦争」(朝鮮戦争のこと)で勲功を立てたという理由で勲章まで授与された。 
 文在寅政権になって、金元鳳に対する叙勲が推進されたが、学界や政界では賛否の論争が激しく起こった。 
 左派陣営は「忘れられた歴史の一面に対する復権」だと主張したが、右派からは「韓国のアイデンティティーの破壊」という批判の声が上がった。 

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/07/2019060780021.html

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