(前略)
日本では民主的な諸手続きや人権の原則が非常時対応の妨げになっているという本末転倒した議論が起こっている。安倍首相は、数々の非理や不正の責任を取って辞任すべきだという批判に対して、コロナ対策に注力しているので政権を投げ出す考えはないと、答えている。災害や疫病までも権力の延命に利用しようという、あまりにも露骨な態度表明である。
政府が支給を検討している生活支援金の対象から「外国人」を除外せよと訴える国会議員がいる。「外国人」も納税者であり、社会の不可欠な構成部分であるのに。生活保護受給者も除外せよとツイッターで発信する「作家」がおり、それに対して10万件ほどの「いいね」が寄せられる。こういう時には、わかりやすい差別であればあるほど支持を得るものなのだ。このような政治、このような人々こそが、疫病に勝るとも劣らぬ災いである。
疫病や自然災害によって人間は生活や命を奪われるが、実のところは、人間は人間によって殺されるのだ。利益や権力に取り憑かれた人間たちによって。そして、思考停止したまま、その事態を傍観している人間たちによって。東京オリンピック1年延長という非合理で危険な選択が日本社会では歓迎されているように見えることは、まさにこの好例だ。
ブリューゲルの「死の勝利」は、500年以上前から、人間が進歩していないことを教えてくれる。「死」は勝利するだろう、「死」には抗えないと私は思っている。だが、「死」には抗えなくとも、人間の「不義」には最後まで抗うつもりだ。
ハンギョレ新聞
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/36305.html
[寄稿]「死の勝利」
徐京植(ソ・ギョンシク) 東京経済大学教授(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
記事・コメント抽出元
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1586674614/-100
記事概要
韓国人教授の寄稿文
日本に新型コロナでの生活支援金の支給対象から「外国人」を除外しようとする動き
外国人も社会に不可欠な構成部分なのに
こういう差別が疫病に勝るとも劣らない災いであるとの主張
管理人コメント
ずいぶんと長文を書いていますが言いたいことは日本に外国人への生活支援金をよこせってことですね
同様の記事でもコメントしましたが、一義的には国籍国が面倒みるもの
その上で支給するかどうかは日本の自由
それを差別問題だと捻じ曲げてよこせという主張をされると
ずいぶんと偉そうな乞食だなと私は思っちゃいます
もちろん韓国では外国人の生活保障されてるんでしょうね()
そんな素晴らしい祖国ならきっと在外国民にも十分な支援してくれるでしょう
そちらに要請されるべきでは?
関連記事
韓国民団、公明党に要望「在日は納税義務を果たし、市民としての役割を担っている。コロナ支援策から除外しないよう求める」 2020/4/15
コメントを残す