北朝鮮の国営牧場、アフリカ豚コレラ感染ブタをソーセージ工場に安値で売却 2019/6/5

アフリカ豚コレラ

 北朝鮮の国営牧場が、「アフリカ豚コレラ」(ASF)に感染したブタをソーセージ工場に安値で売り払っているという。米国のラジオ放送「自由アジア放送」(RFA)が4日、北朝鮮内部の事情に詳しい消息筋の話を引用して報じた。報道が事実であれば、一段と急速にASFが拡大していく恐れがある。 

 平安南道の消息筋は、RFAの取材に対し「平城や順川の市場で売られているブタ肉のハムやソーセージのばら売り価格が、1個当たり6000ウォンから4000ウォン以下に暴落した。国営牧場が伝染病にかかったブタを、ソーセージを生産する外貨稼ぎ会社に安く引き渡しているからだ」と語った。さらに「個人業者らは伝染病で死んだブタの肉を安値で買い入れ、『100度以上の高熱で処理して加工したソーセージやハムは、健康な人なら食べても病気にかからない』と主張してソーセージを市場に卸している」という証言もあった。 

 別の消息筋も「市場(チャンマダン)の商人たちは、衛生防疫所が発給するブタ肉の検疫証をカネで買い入れ、伝染病で死んだブタの肉に付けて堂々と売っている」と語った。ASFにかかったブタの埋却処分がきちんと行われておらず、逆に堂々と流通までしている、というのだ。 

 専門家らは、こうした報道について「事実である場合は極めて危険」と指摘した。ASFの場合、ウイルスの生命力が極めて強い、このため感染したブタをソーセージに加工したり、このソーセージをほかのブタの飼料として利用したりする過程で、ASFがさらに広がりかねないという。 

 北朝鮮出身の畜産専門家であるチョ・チュンヒ「グッド・ファーマーズ」研究委員は「報道内容の真偽は分からないが、事実であれば最悪の対応。ASFウイルスは、冷凍状態では数年から数十年も生き残ることができる。しかも北朝鮮の場合、残飯を餌としてブタに与えることが一般化しており、急速に拡大しかねない」と語った。 

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/05/2019060580027.html

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